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雑誌「anan アンアン」の着物特集

数年前、それは、神保町の古書街で起こった不思議な出来事です。

20代後半頃に実家を新築した際、ダンボール箱ごと行方不明になってしまった雑誌や本があるのですが、そうして無くしてしまった本や雑誌をいまでも少しづつ見つけて買い集めています。
その日も、そんな風に神保町の古書店にふらりと入ったときのことでした。成人式の日に着るための着物選びの参考のために当時購入した雑誌「anan アンアン」の着物特集の号を探していました。

そのお店は雑誌専門店なので、いろいろな雑誌のバックナンバーがずらりと棚に収められており、アンアンだけでも一体どれぐらいあるのだろうかと棚を見上げて途方に暮れました。どうしたらいいかと考えた末、まずは、心も頭の中もクリア(無)にして、導かれるままに右手を本棚に差し出してみました。そうして吸い込まれるようにぎっしりつまったアンアンの中から一冊抜き出してみました。それはまさしく私が探していたアンアンの着物特集でした。

IMG_2256購入当時、一目惚れしてしまった一枚の着物姿の女性の写真。しっとりとした藤色のこんな着物を成人式の日に着てみたい。そう思って、呉服店で着物を選ぶ際にとても参考になりました。
ただの偶然なのかもしれませんが、これは実話であり、無事にあのときのアンアンと再会を果たしたのでした。
高校生の頃に大好きだった占いの雑誌「My Birthday」と「Lemon」もまた見つけて読み返してみたいと思っています。


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懐かしい 小石川〜千駄木〜本郷 周辺

先日、千駄木にある「古道具 Negla ネグラ」さんへ2年ぶりに行ってきました。
長く暮らしていた小石川を離れ、現在の調布市へ住まいを移してからあっという間に2年が経ち、久しぶりに訪れたお店には変わらずほしいものが盛りだくさんでした。見ているとキリがありませんが、丸い足長のわりと大きなテーブルと小引き出しを購入し、今日の午後に文京区から配達に来ていただきました。あの頃は、お店のある千駄木には自転車で行けたのに、いまはバスと電車を乗り継いで行かなくてはなりません。

古書モダン・クラシックをスタートさせるため、2006年の夏に物件探しをはじめました。最初は、店主の希望で以前暮らしたことのある本郷で、その後、千駄木の「観潮楼」跡の森鴎外記念館付近に良い物件があるとの不動産屋さんからの情報を得て、見に行きました。でもここは東京。あれこれ考えているうち、あっという間に他の方の入居が決まりました。ここだ、と思ったら即決しなくては都会での物件探しは大変なのだと痛感しました。結局、小石川にある古いマンションに入居が決まり、2013年まで過ごしました。マンションの同階に住む方々はみな親切で、近くにはチェーン店ではない手作りのおいしいお弁当屋さんと、気軽に入れてゆったりくつろげるカフェがあり、小石川に決めて良かったといまでも思っています。

トップの紫陽花の写真は、数年前に小石川で店主が撮影したものです。
文京区は坂が多いため、運動神経の鈍い私は、最初に電動自転車を買ってもらいました。この自転車で、毎週、神保町の市場へ古本を買い付けに行き、妊娠中も確か8ヶ月になった頃まで大きなお腹で本郷の坂を自転車を押しながら歩き、東大病院まで通いました。

小石川の播磨坂で桜の写真を撮っていたアラーキーさん。
小石川の播磨坂で桜の写真を撮っていたアラーキーさん。

このモノクロ写真は、近所の「播磨坂」の桜並木を歩いていて、写真家のアラーキーさんと遭遇したときに店主が撮影したものです。もう一枚は、臨月の大きなお腹を抱えた私と一緒に写真に入っていただけましたが、とても優しい方でした。もうしばらくゆっくり外食もできないだろうと、義父がこの近くにあるロシア料理店「ソーニヤ」に連れて行ってくれた帰りの出来事でした。ソーニヤは、いままで食べた中でいちばん美味しかったロシア料理のお店です。播磨坂の桜並木、小石川植物園、自転車でときどき行っていた不忍池周辺など、また時間ができたら訪れたいと思っています。