⑧ こんなところが新しい3days Bookstore!!

去年の11月から準備をしてきた新しい古本イベント3days Bookstore
いよいよ今週末、3/23から名前の通り3日間、開催されることとなりました!
私もこの10年間、小さなものから大きなものまで、たくさんのイベントに参加して来ましたが、こんなにワクワクするのは久しぶりのことです。
ここから、「何か」が始まる予感がします。いや、そうあって欲しい!
一都三県、来れる方はどなたでも、是非足を運んで頂き、3days Bookstore誕生の「証人」となって頂きたく思います!

さて、直前のおさらいとして、「3days Bookstore」のここが新しい!という点をご紹介いたします。

【3days Bookstoreのここが新しい!】

①これは「みんなのための」古本イベントです!
3days Bookstoreはイベントのビジュアル面における「おしゃれさ」や「斬新さ」にこだわりを持ちます。しかしこと「本」に関しては、もう一度オーソドックスな地平に戻したい、と強く考えています。
人間の個性と同じく本にも個性があります。目立つ本、表紙が目を惹く本、ツイッターで「いいね」がたくさんつく本。ですが、一見地味であっても、素晴らしい人間性を持つ方がいるように、表紙が地味で、たくさん出回っていて貴重ではない本の中にも、「名著」と呼ばれる本、ためになる本はたくさんあるものです。そういった本も大事にしていきたい!
女性も男性も、若い人も高齢の方も、そして子供から大人まで。本好きを誰も排除せず、もう一度「本の素晴らしさ」を多くの人と共有したい。これが3days Bookstoreの根本方針なのです。


②得意ジャンルが違うたくさんの古本屋が出店!

これは上に書いたことと被りますが、できるだけ幅広い本好きの方に、「自分だけの一冊」と出会っていただけるよう、幅広いジャンルの、そして得意ジャンルがそれぞれ違う古本屋が、皆様のお越しをお待ちしております。
下の出店者紹介をご覧ください。
http://tegamisha.com/news/70586/


③これはそれぞれのお店の集合体ではなく、3days Bookstoreという架空の本屋なんです!

今回参加する7つの古本屋は、それぞれ特徴を持つ、独立した古本屋さんです。ですが3days Bookstoreは、それらが単に寄せ集まったものではなく、週末3日間だけ誕生する、一つの架空の本屋なのです!
偉大なバンドが、それぞれ個性的なメンバーの相互作用や化学反応によって魅力的であるように、この3days Bookstoreも、それぞれのお店の個性を最大限活かしながら、豊かな内容を持つ一つの架空の本屋(古本イベント)となるよう、これからもチャレンジしていきます。


④見たことのない古本イベント会場!

ここでも書きましたが、今回の3days Bookstoreの会場であるEDiTORSは、とても広く、素敵な会場なんです。
そこで私たちは、あえて通常のイベントのような出店ブースを設けず、全体を一つの本屋として作ることにしました。
3月23日からの初回に関しては、「本棚」はほとんど使われません。全て会場のあるがままを利用して、デュシャンの「レディメード」のように、本のジャンルに応じてディスプレイしていきます。
そして会場の中心部分には、ちょっとした仕掛けを考えています。
一体どのような古本イベント会場となるか、ぜひ楽しみにしてください。

⑤調布もいいとこだよ!!
今回の3day Bookstoreの会場は、東京都の調布市です。最寄駅は京王線西調布駅となります。
「そんな場所で古本イベント!?」と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、調布はとてもいいとこなんですよ!
都内、下町、そして日本全国、あらゆる場所に、人が住んでいて、そして場所場所には掛け替えのないその土地の良さがあります。
調布は、先日お亡くなりになった水木しげる氏が生涯住んでいた場所。また漫画家のつげ義春さんも、長年調布にお住まいで、氏の作品には調布の場所が数多く登場します。武者小路実篤記念館や、安部公房の自宅も調布にありました。野鳥研究家、詩人で、日本野鳥の会の創始者である中西悟堂は、長年調布の深大寺に住んでいました(悟堂の名は深大寺で僧籍に入った時の法名)。
調布を特徴付ける多摩川も是非行って見てください。平日も週末も、たくさんの人がジョギングしたり、魚釣をしたり、子供と遊んだりとくつろいでいます。
新宿、渋谷から京王線特急で15分。八王子や高尾山からも近いです。吉祥寺や三鷹から調布行きのバスも出てます。安くて美味しいお店もたくさんありますし、同じ建物にある菜花soelは言うまでもなく、手紙社の2nd storyつつじヶ丘本店本とコーヒーも調布にあります。
ぜひこの機会に、調布ののんびりとした良さを堪能してください!

今週末、初めて開催される3days Bookstore。まだまだいろんな要素が詰め込まれております。本に興味がある方は、ぜひご来場ください!

それは「たいした本ないね」の一言から始まった
そして集まった「7つの古本屋」
Special thx to MAIN TENTさん、まどそらさん、カヌー犬さん!!
初公開。これが3days Bookstoreの会場だ!
出店者の得意ジャンルが違うんです。
それは、物語るイベント
新しい古本イベントって何だ!?

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【3days Bookstore】
http://tegamisha.com/tag/3days-bookstore/
日程:2018年3月23日(金)~3月25日(日)
時間:11:00~18:00
入場料:無料
会場:EDiTORS(東京都調布市下石原 2-6-14 ラ・メゾン 2階)
お問い合わせ先:tel 042-444-5367
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dairo
古書モダン・クラシック店主 泥臭い古本担当。個人的な読書傾向はノンフィクション、歴史、哲学、昭和の純文学や写真集を好む。好きな作家は志賀直哉と小林秀雄とジョルジュ・バタイユ。古書店や取次書店での勤務を経て2007年古書モダン・クラシックをオープン。2011年より『日本古書通信』で「21世紀古書店の肖像」を連載。写真家としても地味に活動中▶︎http://www.dairokoga.com/

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