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新しい季節

今日から息子が幼稚園へ通い始めました。
これからは仕事にあてられる時間が増えますが、子供が幼稚園生活を頑張ってくれている貴重な時間、身を引き締めて頑張っていかなくてはと考えています。

早いもので、今年初の東京蚤の市の開催まで、約一ヶ月ほどとなりました。
先月は、イベントで台湾へも行っておりましたが、店主ともどもなかなかご報告などができず、毎日があっという間に過ぎて行きました。
昨年末、市内のお客様のお宅へ買取に伺った際、ネット販売の更新をぜんぜんしていないようだけど、どうしたの?と聞かれましたが、これからは本来は軸となる(はずの)オンライン古書店の更新も気合を入れていこうと店主と話し合っています。

先日、Twitterにも書きましたが、久しぶりに新刊を購入して読みました。
「毎日続くお母さん仕事(後藤由紀子 著)」と「50歳からはじまる、あたらしい暮らし(広瀬裕子 著)」。後藤さんは、数年前に手紙舎の本店(つつじヶ丘)でお仕事で来られている時に偶然お見かけしました。静かな佇まいの清楚な印象がありましたが、この本を読んでみたら、まさかこんなパワフルなお母さんだったとはとても意外でした。身近な材料や調味料で短時間でできる家庭料理がたくさん紹介されていて、昨夜は我が家で八宝菜を作り、これまでで一番美味しく出来上がりました。調味料の調合が絶妙だと思いました。
広瀬さんの本は、掲載されている写真、言葉、本から感じ取れる空気感が好きで、数年前からときどき購入して読んでいます。

ゆっくり本を読む時間がなかなか取れず、たとえ読める時間ができてもそのときには睡魔に襲われる始末(万年睡眠不足のため)。
今回は、強引に子供が起きてるときに読みはじめたら、ほんの数分の間だったのにもかかわらず、そこいらじゅうに油性マジックでお絵描きされ、ついでに自分の顔にもマジックで書いてありました。

そのときどきで、そのときの自分に最もふさわしい本がちょうど良いタイミングできてくれて、優しく、ときには厳しくアドバイスをくれる。
やっぱり本はいいな、と思いました。


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10年の節目

年が明けて、お正月らしい新鮮で清潔な空気の気配も日毎に薄れていき、早いものでもうすぐ2月です。2007年の元日に開店した当店は、今年で10年目に入りました。

写真は、先週末に所用で実家へ帰省した際に撮影したものです。
SL銚子/DL佐原に乗る 銚子・佐原の旅」のための試運転のSLがほぼ毎日、走行するのを見ることができました。沿線に住む人々、熱心な撮り鉄の皆さんなどが駆けつけ、試運転のSLに乗車しているJRの皆さんとお互いに手を振り合ったりして楽しいひとときを過ごしました。
母方の祖父が国鉄に勤務していた頃(戦前)は、こうした光景はあたりまえだったのでしょうけれど。

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小学生の頃、銚子市内には、役目を終えたSLが保存してある公園があって(現在は確認していません)プラネタリウムを見に行った帰りにそのSLの公園で皆でお弁当を広げたものです。あのとき食べたおにぎりや卵焼き、赤いウインナー、懐かしのマルシンのハンバーグの味は今でも憶えています。

10年の節目を迎え、年明けから店主といろいろと意見を出し合い、業務内容を改善している最中です。仕事のお手伝いをしてもらう人も頼みました。個人的には、息子が幼稚園に入園するため、毎日の送り迎えと弁当作りが加わり忙しさがさらに増しますが、幼稚園に行っている間に集中して仕事ができるので、今よりスムーズに進めるのではないかと期待しています。


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お墓参りとこれからのこと

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先週は、実家へお墓参りに行ってきました。
店主は仕事の予定があるため、3歳の息子と私のふたりだけの帰省となりました。
早めに帰る予定が、息子が風邪による流行性の胃腸炎にかかり、休日診療の地元の小児科へ駆け込むなど。その後まもなく症状も落ち着き、日曜日には東京へ戻り、月曜日は神田の市場へ行くことができました。
来月から年末まではイベントがほぼ毎月1~2回あり、帰省中にも新しいお仕事の依頼をいただいたりして、仕入れを休むことはできません。

終戦記念日の朝だったと思いますが、テレビを観ていたら、神保町の某老舗古書店の店主さんが出演されていて、貴重な資料をご紹介されていました。
そして、当店の店主が、8月にネットショップで『戦争特集』をしようと言っていたのを思い出し、これから間に合うかわかりませんが、私も特集にお出しする古本のことなど考えました。

父方と母方とどちらのお寺にお墓参りに行っても、戦争のことを思い出さずにはいられません。
父方の墓地に眠る祖母は、若い頃、このお寺で東京から疎開している子供たちのお世話をしていました。その子供たちが60代になっても〝おばさんお元気ですか〟というメッセージ入りの年賀状が毎年届き、孫の私が代筆して返信するのが日課となっていました。そういえば、⚪︎⚪︎ちゃん(私の父の名前)はお元気ですか?とも書かれていたことを思い出しました。
母方の墓地のあるお寺には、焼夷弾が落ちて焼け焦げた大木があります。真っ黒に焼け焦げたその大きな樹。不思議なことに、葉っぱの部分はいつでも豊かな緑に覆われています。

今朝、店主が明日は自分がブログを書くのだと言って出掛けて行きました。
今後もブログの更新を続けてまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。


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ぶらり途中下車の本屋と御岳山

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先週末、御岳山へ行ってきました。
調布から御岳山までは、京王線〜南武線〜中央線〜青梅線〜京王御岳登山鉄道(ケーブルカー)と乗り継いで、二時間ほどでした。私たちが宿泊する宿坊が集まる集落は、ケーブルカーから降りて徒歩で約15分かかります(一般車は入れないため)。

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途中『二俣尾』(ふたまたお)という無人駅に停車したとき、窓の外から古い佇まいの本屋が見えました。よく見ると『多摩書房』という新刊書店でした。
店主は、ちょっと降りてみようかと言っていたのですが、もうすでに夕方になっていて宿坊への到着が大幅に遅れるのを懸念して、帰り(日曜日)に寄ろうとわたしは言いました。

結論から言いますと、日曜日は定休日で店内を見ることはできませんでした。あのとき無理にでも降りれば良かったととても後悔しましたが、それも後の祭りです。
ガラス戸には、以前に紹介されたお店の新聞記事が貼ってありました。東京最西端の本屋だと書いてありました。創業53年、お店に掲げてある大きな〝主婦の友〟の看板は40年前のものだということです(新聞掲載当時)。ぶら下げてある〝主婦の友実用書〟の看板もレトロで良い感じです。

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山の上の方に、武蔵御嶽神社と小さな商店街、そして何軒かの宿坊が見えます。
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多摩川の上流。水がきれいでした。
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宿坊まで歩いていきます。途中、スターウォーズ『ジェダイの復讐』に出てきたような森林が。
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宿坊『御岳山荘』
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食事を頂く大広間
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鮎の塩焼きなどの川魚、手作りで品数が多くどれも美味しすぎる野菜料理など。

宿坊『御岳山荘』は、宿の皆さんがとても親切で、気持ち良く過ごすことができました。それと、束の間の家事をしなくても良い環境で、立て込んでいて持って行った仕事(原稿書きや調べ物など)もだいたいまとまり、ほっと一安心。宿坊ということもあってか、宿泊されているお客様はみなさんとても静かにされていて、食事中にお酒を飲まれていても騒いでいる人はいませんでした。クーラーはありませんが、部屋にある扇風機で十分。山の上は涼しく、朝は寒いぐらいでした。窓の外からは、いろいろな鳥たちのさえずりが聴こえ、目覚まし要らずです。

帰りの日曜日は、本格的な装いの大勢の登山者とすれ違いました。
またいつか奥多摩方面に行く際には、ぜひとも開いているときの多摩書房へ訪れたいと思っています。