【3days Bookstore !? ④】初公開。これが3days Bookstoreの会場だ!

① それは「たいした本ないね」の一言から始まった
② そして集まった「7つの古本屋」
③ Special thx to MAIN TENTさん、まどそらさん、カヌー犬さん!!

こちらが、3days Bookstoreの会場となる、手紙舎 EDiTORSです。
いかがでしょうか。屋内とはいえ、とっても広いんです!

このスペースに、3/23から25の週末3日間だけ、3days Bookstoreという架空の、夢のような本屋が誕生します。

専門分野の違う「7つの古本屋」が、この場所に、どんな「1つのお店」をつくるのか?
それぞれが持ち寄った様々な本が、どんな風にディスプレイされるのか?
今からとてもワクワクします。

場所は西調布駅から徒歩5分。京王線を使えば、八王子からも、新宿からも、25分程度で着きます。
ちなみに、3days Bookstoreに参加する7つの古本屋は、下北沢から八王子に広がっており、西調布はほぼそのど真ん中。
ホンマタカシの写真集ではありませんが、3days Bookstoreは、「東京郊外(TOKYO SUBURBIA)」な古本イベントなんです!

会場の同じ建物内にある「菜花」「soel」、それから周辺情報など、少しづつここで紹介して行きます。

3days Bookstoreの開店まであと20日!

【3days Bookstore】
http://tegamisha.com/tag/3days-bookstore/
日程:2018年3月23日(金)~3月25日(日)
時間:11:00~18:00
入場料:無料
会場:EDiTORS(東京都調布市下石原 2-6-14 ラ・メゾン 2階)
お問い合わせ先:tel 042-444-5367

【3days Bookstore !? ②】そして集まった「7つの古本屋」

前回の続き:【3days Bookstore !? ①】それは「たいした本ないね」の一言から始まった

手紙社のK氏に「やります!」と答えたものの、イベントは一人ではできない。「仲間」がいる。だが私は、調布でこぢんまりとやっているオンライン古書店だ。知名度もなく、人望も全くない(泣)私の中にあるのはただ一つ。お客さんに言われた「たいした本ないね」の言葉。いや、これはただの言葉ではなく「メッセージ」だった。私に対しての、そして古本屋そのものに対しての・・・?

では「たいした本」とは何だろう?それから私は、会う人ごとに「どんな本が好きか」「どんな本を買っているか」聞いて回った。答えは予想だにしないものだった。

ある主婦の方は、文学が好きで「遠藤周作をよく買う」と話してくれた。ある女の子は、親の仕事の関係で、建築関係の本を買うと言う。ある男性は、草花の本と万葉集、奈良・京都の写真集が好きなのだそうだ。そのほか、図鑑を集めている女の子、暮らしにまつわる本が好きな方、推理小説が好き、雑誌が好き、絵本を集めているなどなど。
いくつかを除いて、どれも私が東京蚤の市に持っていかないタイプの本ばかりだった。マニア受けするような、古本屋として「オッ」と思うような貴重な古い本を挙げた人は一人もいなかった。本好きにもいろんなタイプがいる。だが多くの人たちが「そこ」に求めているのは、えてして古本屋が「珍しくもないもの」として軽視しがちな古本、それも驚くほど「多様な」本であった。

ここでふと、考えてみる。
古本屋を長くやっていると、表紙の見栄えがする本、同業者が持ってこないような珍しい本に、だんだん意識が向いていく。それは仕方がないことだ。逆に市場に出回っていて、古本屋として集めるのにさほど苦労しないような本は、イベントにも持っていかず、取り扱わなくなっていく。だが、同業者が競い合う「オラが本自慢」と、多くの人々が本に求めているものに、ズレが生じているのではないか?
私も、本が好きで、古本屋になった。
だが、私の人生に大きな影響を与えた本 −志賀直哉小林秀雄ジョルジュ・バタイユなど −は、どれも、どこの本屋でも手に入る、珍しくない本ばかりだ。本から受ける影響に、その本の値段や、珍しいかどうかは関係ない。「いい本はいい」のだ。例えば志賀直哉の文庫はアマゾンで1円で売られているが、私にとってはプライスレスではないか!?

よし決まった。古本屋のエゴとか、そんなものは、本の価値とも、お客さんが本に求めているものとも関係ない。古本屋がもう一度原点に立ち戻って、それぞれの得意ジャンルの名著、オススメしたい本、自分が感動した本を、ストレートに持ち寄る、そんな古本イベントにしたい。そのために、いろんな楽器を持ち寄って、一つのバンドが生まれるように、得意ジャンルの違う、しかも扱うジャンルに愛と経験を持っている、そんな背筋の一本通った古本屋さんに参加してもらいたい!

こうして、主催者である手紙社の協力のもと、単に「出店者を募る」と言うより、「趣旨に賛同してくれる仲間」集めが始まった・・・。

まだ名前もなく、形も決まっていない、西調布の手紙舎 EDiTORSで行うイベント。あるのはただ、原点に立ち戻って、余計なものを取り去り、お客さんと本とが出会う新しいカタチ(イベント)を創りたいという熱い思い・・・。

この、事業計画書だったら銀行に叩き返されるような状態で、イベントへの参加を快諾(!)してくれたのが、以下の「7つの古本屋」である。

MAIN TENT(吉祥寺) − 国内外の絵本
古書まどそら堂 (国分寺)− 推理、SF、サブカル、少女漫画etc.
カヌー犬ブックス(府中) − 料理、暮らし、旅など
古書玉椿(調布) − 手芸本、フォークロア
クラリスブックス(下北沢) − アート・デザイン、哲学思想、文学etc.
古書むしくい堂(八王子) − 鉄道、音楽、切手etc.
古書モダン・クラシック(調布) − 料理、暮らし、歴史、ノンフィクション、写真集etc.

3days Bookstoreのフライヤー用に撮った写真。本が浮いてます。

【試写】GOOD FOOD MARKET終了しました!【EF50mm/1.8STM】

GOOD FOOD MARKET at 調布駅前広場」無事に終了しました!両日ともに天候に恵まれ、たくさんのお客様にお越しいただきまして、本当にありがとうございました!
私古本屋であると共に写真家でもありまして、Canonより新しく出た「EF50mm F1.8 STM」の試写を兼ねて写真を撮りましたのでどうぞご覧ください!

IMG_88032日目会場前の当店の様子。

開場後の当店の様子。

いつもイベントでご一緒させて頂いている日光珈琲さん。かき氷作りが様になってます。

IMG_8847TOKYO BEER PORTERさん。海外の地ビールを販売。一体何遍ここでビールを買ったことか。美味しかったです。

IMG_8857ハグジードーナツさん。とてもいいキャラの皆さんでした。

IMG_8850お馴染みコロリダスの投げ銭ライブ。コロリダスの「生ビールの歌」を聞くたびにTOKYO BEER PORTERにビールを買いに行ってた私。

IMG_88382日とも天気が良くて最高でした!

IMG_8872イベント終了後の撤収作業の様子。手紙社の藤枝さんと加藤さん。ナイス・コンビネーション!

今年のGOOD FOOD MARKETは、2日間ともに快晴でした。調布駅前広場の大きな樹が2本立ち並ぶ木蔭に出店していたモダン・クラシック。駅前ということもあり、小さなお子さんからお年寄りまで幅広い年齢層のお客様にお立ち寄りいただきました。
現在、複数のイベントに参加している当店ですが、前回より色々な面でより良くなるよう、その都度店主と話し合いをし改善しています。
日曜日の昼下がり、店番をしながら、絵本を手に取ってくれているお母さんたちや図書館にいるみたいに縁石に座って絵本を読んでくれているお子さんたちを見ていて、次に実践できたらどんなに素晴らしいだろうと思えるようなイメージを一瞬切り取ることができました。まだはっきりとしたものにはなっていませんが、次に実現できたらと考えています。<カヨ>

【EF50mm F1.8 STMレビュー】
50mmレンズが好きで、これまでEF50mm F1.2, F1.4, F1.8 IIとすべて使ってきたが、今回出たF1.8 STMは一番完成度が高いレンズだと思う。F1.2とF1.4はある意味名玉だと思うが、相当クセのあるレンズだった。その点描写性能が高く評判の良かったF1.8 IIのレンズ構成を引き継いだF1.8 STMは、樽型収差もほとんどなく、シャープで、絞り羽根の枚数も増えたため円形のボケ味も綺麗で、Canonの50mmの中で最も完成度が高いレンズだと思う。色味はF1.2、F1.4よりあっさりしたもの。フォーカス速度はF1.4より遅い気がするが使用上問題ない。当分このレンズで楽しみたい。<店主>

GOOD FOOD MARKET at 調布駅前広場

・・・に持っていく本です♫

いよいよ明日からはじまります「GOOD FOOD MARKET」 at 調布駅前広場。
古書モダン・クラシックが持って行く古本の中からいくつかピックアップしてみました。イベントのテーマに合わせ、今年も「食」にまつわる実用書やエッセイをいろいろ並べます。他にも、雑誌や絵本などもたっぷりご用意しておりますよ。
お楽しみに!!