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ぶらり途中下車の本屋と御岳山

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先週末、御岳山へ行ってきました。
調布から御岳山までは、京王線〜南武線〜中央線〜青梅線〜京王御岳登山鉄道(ケーブルカー)と乗り継いで、二時間ほどでした。私たちが宿泊する宿坊が集まる集落は、ケーブルカーから降りて徒歩で約15分かかります(一般車は入れないため)。

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途中『二俣尾』(ふたまたお)という無人駅に停車したとき、窓の外から古い佇まいの本屋が見えました。よく見ると『多摩書房』という新刊書店でした。
店主は、ちょっと降りてみようかと言っていたのですが、もうすでに夕方になっていて宿坊への到着が大幅に遅れるのを懸念して、帰り(日曜日)に寄ろうとわたしは言いました。

結論から言いますと、日曜日は定休日で店内を見ることはできませんでした。あのとき無理にでも降りれば良かったととても後悔しましたが、それも後の祭りです。
ガラス戸には、以前に紹介されたお店の新聞記事が貼ってありました。東京最西端の本屋だと書いてありました。創業53年、お店に掲げてある大きな〝主婦の友〟の看板は40年前のものだということです(新聞掲載当時)。ぶら下げてある〝主婦の友実用書〟の看板もレトロで良い感じです。

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山の上の方に、武蔵御嶽神社と小さな商店街、そして何軒かの宿坊が見えます。
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多摩川の上流。水がきれいでした。
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宿坊まで歩いていきます。途中、スターウォーズ『ジェダイの復讐』に出てきたような森林が。
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宿坊『御岳山荘』
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食事を頂く大広間
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鮎の塩焼きなどの川魚、手作りで品数が多くどれも美味しすぎる野菜料理など。

宿坊『御岳山荘』は、宿の皆さんがとても親切で、気持ち良く過ごすことができました。それと、束の間の家事をしなくても良い環境で、立て込んでいて持って行った仕事(原稿書きや調べ物など)もだいたいまとまり、ほっと一安心。宿坊ということもあってか、宿泊されているお客様はみなさんとても静かにされていて、食事中にお酒を飲まれていても騒いでいる人はいませんでした。クーラーはありませんが、部屋にある扇風機で十分。山の上は涼しく、朝は寒いぐらいでした。窓の外からは、いろいろな鳥たちのさえずりが聴こえ、目覚まし要らずです。

帰りの日曜日は、本格的な装いの大勢の登山者とすれ違いました。
またいつか奥多摩方面に行く際には、ぜひとも開いているときの多摩書房へ訪れたいと思っています。


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夏の匂い

「洋服中心の夏の衣生活」

この雑誌は、「主婦の友 1958年7月号」の付録です(表紙=いわさきちひろ)。
既製服がまだそれほど一般的ではない時代なので、家族中の下着からお出掛け着に至るまでまかなえるぐらい豊富に作り方が掲載されています。いわさきちひろさんが大好きなので、以前、購入したものです。
私の母は、和裁も洋裁も編み物もしっかり習得している人なので、赤ちゃんの頃からずっと手作りのものを着させてもらっていました。

小さい頃の夏の思い出といえば、畳の部屋で〝蚊帳〟をつって寝たこと、蚊取り線香の匂い、スイカ(大人は塩をふっていた)や茹でたてのとうもろこし、地元が出場している高校野球、『ベルトクイズQ&Q』の〝夏休み子供大会〟などなどいろいろ思い起こされます。

数年前に読んだ、古い暮しの手帖(おそらく第二世紀)に掲載されていた〝奥多摩へ行こう〟という特集。
夏休みに奥多摩の緑豊かな自然を楽しむという記事を読んでいて、ずっと行ってみたいと思っていました。
そして、今週末は奥多摩方面へ行ってきます。豊かな自然があるだけの場所なので、きっと暮しの手帖に載っていたあの頃とそう変わらない(あるいは全く変わっていない)のではないかと期待しています。